手作り給食

「なに作ってんのー?」クッキングルームからの香りに誘われて子どもたちが頻繁に覗きに来ます。 窓ガラスを通して調理風景が見えるのです。

現代は飽食の時代。スーパーマーケットには季節を問わず世界各国からの嗜好食品が美しくパッケージされ、簡単に手に入るようになりました。
ファーストフードのCMが氾濫。見た目も味も良し。うま味成分の入った食品が増え、すぐに空腹を満たしてくれます。サプリメントもいろいろ。 一方、大切な生活の場である台所から聞こえてくるまな板の音。魚の焼けるにおい。食器を洗う音など…。生活の音やにおいはあまりしなくなりました。

 心身の発達の大切な幼児期に心豊かな会話をしながら、おいしいにおいや音に触れ、友達や先生と一緒に楽しく季節にふさわしい給食を頂くことはとても重要なことではないでしょうか。
 食事はテーブルに並べられた食べ物のみならず、作って下さった方への感謝、共に食する仲間との語らい、分かち合う心など、共にお互いの関係を受け、よろこび合う行為でもあるのですから。

(今日も子どもたちのよろこぶ笑顔が嬉しくておいしい食事を作ります。)

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